単身赴任体験記
この記事ははんドンクラブ Advent Calendar 2022 24日目の記事です。
この記事が公開されるのは12/24、クリスマスイブなのですが、なんと2022年もあと1週間です。早いですね。今年何しましたか?
私はというと、これといって何してたみたいなのがないなぁ・・・という感じなのですが、1つ大きな出来事があって、それは単身赴任の解消でした。
この記事をお読みいただいている丸の内OL*1ファンの方々は御存知の通り、私は2018年から単身赴任状態でした。それで、今年の4月に単身赴任が解消され自宅に戻ってきたのですが、単身赴任ってどうなん?という方もいると思い、どういった感じの生活を送っていたか、どういうお気持ちだったのかみたいなことを振り返りつつ書いていこうかなと思います。
単身赴任の始まり
さて、私は元々関西のとあるところで働いていたのですが、2018年の2月頃、特に前触れもなく突然東京にある部署に行ってくれという辞令が通達されました。当時6歳の娘を含む家族と住んでおり、当然一緒に関東へ引っ越すという選択肢もありました。ですが、当時の上司からは所謂ローテーション人事であり、基本的に2年で戻ることになる、という話と、諸々の家庭の事情があり、単身で関東へ引っ越す、という選択肢を取りました。
そんなわけで、2018年4月から単身関東へ引っ越し、新生活をスタートすることになりました。引っ越し日は娘に泣かれました。
単身赴任の業務内容
キラキラOLをしていました。
単身赴任の住環境事情
そんなわけで関東へ引っ越し、単身での生活が始まるわけですが、まず住環境について説明したいと思います。会社からは単身赴任者向けの寮が用意されており、単身赴任者はそこで生活することになります。いくつか選択肢があったのですが、職場までドアトゥドアで1時間程度の寮へ入寮しました。寮は個室で、各部屋に洗面台はあるものの、キッチンはなし、トイレ風呂は共用、という感じです。寮生活が嫌な人は自分で部屋を借りるということもできますが、費用的に負担がだいぶ違いますし*2、単身赴任の場合、平日は会社、週末は自宅に変える、というのが多いため、寮は寝るだけみたいなのが多いんじゃないかと思います。
職場までドアトゥドアで1時間程度の環境でしたが、最寄り沿線は混雑率ワーストの上位に入る総武線でした。関西にいたときの通勤は徒歩だったため、通勤満員電車の洗礼を受けたのはこの単身赴任が始まってからが初めてだったのですが、人間ってほんとに浮くんですね・・・というのが感想です。関東での生活ではあの満員電車が一番つらかった*3。
単身赴任の食生活事情
先に述べたように、寮で生活しており、部屋にはキッチン設備等はなかったのですが、食堂で食事が提供されていました。なので、平日夜は基本的にそれを食べていたのですが、あまり好みじゃないメニューのときや、休日は提供されないため自前での調達です。近隣に飲食店が全然なかったのですが、徒歩0分ぐらいのところにコンビニはあったため、コンビニが生命線でした。セブンイレブンの惣菜は食べすぎて飽きた。たまに駅前まで足を伸ばして適当にかつやとかサイゼとか大戸屋とかそのへんに通っていました。
平日ランチは職場近辺で食べたり食べなかったりコンビニで調達したりしなかったりだったのですが、東京のオフィス街で外食は高くて辛いのでだいたい弁当を買って食べてましたね。同僚のお姉さんがランチに誘われたときに最後スタバとかまで行くからお金かかって辛い・・・とボヤいていました。
やはり自前で調理できないのが色々とネックでしたね。まぁ借りぐらしなので仕方ないかなぁというところではあります。
単身赴任の帰省事情
単身赴任に帰省はつきものです。ここでいう帰省はいわゆる親元の実家ではなくて、元々の同居家族が住む家へ帰ることを指します。人によっては毎週帰ったりもするようなのですが、私はだいたい月に1~2回程度帰省していました。ここでの移動手段は、最初の頃はちょっと節約しようかなと思って夜行バスを使ったりしていたのですが、常用するにはしんどいので、普通に新幹線で帰ることが多かったです。この数年で新幹線での往復数はそれなりの回数になりました*4。また、職場のはからい(?)で、たまに関西出張があったため、それに乗じて帰ったりしていました。
人によっては金曜の夜に夜行バスで帰省し、日曜の夜にまた夜行バスで帰省してそのまま出勤するというツワモノもいたりするのですが、私は金曜の夜に新幹線で移動して日曜の夜に帰るとかが多かったかな。
帰省すると家が何故か散らかっているので、帰るたびに片付けしていた気がします。普通逆では・・・?
単身赴任の休日事情
前述の通り、月に1~2回は週末に帰省していたのですが、それ以外の週末は普通に関東で過ごしていました。基本的に寮生活で家事等もほぼする必要がなく暇なので、色々イベントに行ったりとか行ったことない場所に行こうかな~などと考え、最初の1年はちょこちょこライブに行くとかちょっと遠出をするとかしていました。しかし2019年の4月頃からそれも難しくなり、引きこもっている日が多くなりました。理由はみなさんご承知の通り。
単身赴任のお金事情
単身赴任ということはいわゆる二重生活となるので、生活費は余計にかかることになります。所属している会社では単身赴任者には単身赴任手当が支給され、それでその二重生活で増える費用を補填する形となっていました。建付けとしては、二重生活補填+帰省時の交通費(1ヶ月あたり1回ぐらい)。それなりの額ですが、足りるかというと微妙。私は月に1~2回程度の帰省でしたが人によってはそこそこ帰ってたので赤字なのかなぁと思います。他を節約してたのかもしれませんが。尚、罠としてはこの手当は普通に課税対象なので、実質手取りとしては増えている感じがないのに額面上の収入は増えるので、所得税とか年金とかの控除分がまぁまぁ増えます。ふざけてますね。ふるさと納税の対象額も増えるので利点がないわけではないですが、トータルで見るといまいち。
ちなみにお金の管理自体は自分でしていたので、そこそこ自由な方だったと思います。配偶者に完全に財布握られてるタイプの人は単身赴任生活辛そう。
単身赴任inコロナ禍
休日事情でも若干触れましたが、2019年3月ごろから新型コロナウィルスが原因で、外出制限やらなんやらが発生したのは皆様ご承知の通り。そんななか、所属する会社も世間の流れに従ってリモートワークが全面的に導入されることに。実は、コロナ禍となる前からオリンピック対応でリモートワーク対応できるような準備が行われていたため、想定よりは前倒しになったものの、インフラ環境としてはある程度整っていたことから割りと早めに完全リモートワークができるようになりました。
そんなわけで、リモートワークが主体となっていくわけなのですが、どこでリモートワークをするか。そう、単身赴任先の寮ですね。
さっきなんて書いてましたっけ?
寮は寝るだけみたいなのが多いんじゃないかと思います。
そう、基本的に寮は帰って寝る、ぐらいの機能が備わっていれば良いので、デスクワークするにあんまり向いてません。備え付けで机と椅子はあるのですが、正直しょぼい・・・かといって自前で椅子机を新たに買うのはちょっと・・・みたいなかんじなので、まぁまぁイマイチな環境でリモートワークすることになっていました。もちろん実家へ帰ってリモートワークするのでもいいのですが、週に数回出社することを考えると寮にいるほうが良いのですよね。
そんなわけで、コロナ禍になり単身赴任先の寮でリモートワークをするというよくわからない状態になりました。
そんな時期が2020~2021年の2年ほど続いたのですが、そんな中で会社の制度も変わり、リモートワークのほうが主であるのなら、単身赴任を解除し、出社が必要な場合のみ新幹線等を利用して出社して良い、と言うものが導入されました。
単身赴任の終わり
ということで、新しく導入された制度を利用し、無事単身赴任が解除されて家族と一緒の生活を再開することができました。めでたしめでたし。
ちなみに所属自体は変わっていないので、いまでもたまに新幹線で東京の職場へ通っています。
ところで、途中であれ?おかしいな?と思いませんでしたか?
当時の上司からは所謂ローテーション人事であり、基本的に2年で戻ることになる、という話
そう、最初は2年で戻るという話だったのです。なので、2020年の3月には元の職場に戻っていたはずなのですが、何故か4年目であるいまでも戻っていません。まぁ色々と話を聞いてるとそういうことはよくあるようなのですが、どうかと思いますね。
というわけで、単身赴任体験記でした。もっと他に色々質問がある方はリプライかDM、もしくはオフラインでお願い致します。
ちなみにこの記事が投稿される12/24は丸の内OLさんの誕生日です。おめでとうございます。